【認知症】一人で着替えができなくなった時にはどうしたら良い?

はじめに

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以前までは一人で着替えが出来ていたのに、徐々に着替えるという事自体が分からなくなってしまい一人での着替えが出来なくなってしまうことがあります。

認知症の進行により起こりやすい症状です。着替える意味が分からなくなったかのようになってしまうのです。

家族にとってみると、今後ずっと介助しなければならないのかと不安になる要素のひとつです。

着替えが独りでできなくなった時の対処方法

着替えが難しくなった…と一言に言っても、ある程度段階もありますのでその都度どれくらい出来るのか、どれくらい出来ないのかを見極めながらの対応になります。

着替える服のタイプを切り替える

衣服のタイプによって着替えやすいもの、着替えにくいものがあります。
これも人によって様々ではありますが、一般的にはボタンがあるシャツ、チャックやフックのあるスラックスなどは難しいと言われています。

Tシャツやトレーナー、ゴム入りのジャージやズボンは簡単な服であるといえます。
ボタンのあるシャツならば、ボタンを大きいものにする、ボタンの数を少ないものにするなどの対応をすると良いでしょう。
どうしても難しくなった場合、徐々に簡単な丸首のシャツなどに切り替えて行くと良いでしょう。
ズボンも同様、徐々に切り替えていくようにしてください。

前後左右が分かりやすくセットする

着替える際に最も間違えやすいのが前後左右です。
前後ろや左右を間違えてきてしまうことが多々現れてきます。

間違えにくくするために、服をセットする際には前後や左右を意識した置き方をしてください。
または手渡す時に前後左右を合わせて広げて渡したりするなど工夫してみてください。

目印のある服にする

前後左右や裏表が分かりやすくするために、目印があるような服にすることも有効です。

無地や同じ柄が連続するようなタイプの服は、前後左右が分かりにくくなりますので、なるべく避けるようにしましょう。

服の前面にのみプリントや刺繍があるような服、胸ポケットがある服というだけで前後左右が間違えにくくなります。

また、全体的に生地の色合いが同じようなものになるのは避けましょう。

別の問題がないか

認知症によるものだけでなく、その他の因子がないかを確認することも大切です。
たとえば、白内障や緑内障による視力低下により服の構造が分かりにくくなっている時もあります。

脳血管障害や錐体外路障害などにより、手指の動きの低下(巧緻性低下)が起こり、ボタンなどの細かい動作が難しくなっていることもあります。

その他の問題があれば、医師に相談しそちらへの対処も必要になってきますので本人の動作をよく観察したり、本人の話を聞いてみてください。

着慣れたものに変えてみる

認知症の場合、新たなものに対応する能力が下がってしまいます。
着やすそうだからといって、新しい服を渡すことが逆効果になることもあります。
長年着慣れた作業服や制服などならばすんなり着てしまうこともありますので、一度試してみてください。

時にはハッキリ声をかける

着替えがすすまないことは、家族にとっては徐々に大きなストレスにつながりやすくなります。
『着替える』という意味すら分からなくなってしまい、着替えの際に都度言い合いになるケースもあります。

お互いのストレスが蓄積する前に、本人がどうしてもグズグズしてやってくれない時には、強い口調で声掛けをすることも有効である時があります。

このような声掛けは毎回のことになると効果も薄れますし、喧嘩の原因にもなりかねませんので、本当にいざという時のみの手段だと思っておいてください。

おわりに

着替えが進まなくなるのも認知症ではよくある症状とはいえども、日々のこととなるとお互いのストレスとなります。

服の形状や準備の仕方、声掛けの仕方でスムーズになることもありますので、様々な方法を試してみる用にしてください。

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