はじめに
お風呂から出てからは、新しい下着や服に着替えてすっきりした気分になってもらいたいものです。
しかし、認知症の人は入浴後も同じ服にこだわって着たがったりすることがあります。
一度着たものに執着していたり、脱いだものとこれから着替えるものの区別がつかなくなっていることがあるためです。
特に認知症の場合、お風呂を嫌がる人も多く、数日同じ服を着ているということも多々あるため、余計に臭いが染み付いて不衛生になっていることもあります。
どうしたら清潔な服に着替えてくれるのでしょうか。
入浴後も同じ服を着てしまう時の対処方法
お風呂に入る前に着ていた服はすぐに見えないところにやり、出た時には新しい服しかない状態にしておくことが最もシンプルな方法です。
様々な種類のものを置いておくと余計に混乱してしまうため、今着るべきものだけが目に入るところに置いておくことが大切です。
いまここに出ている服を着るという流れに誘導するようにしてください。
着替える服を間違えてしまった時には、明るく冗談めかして「着るもの間違えてるよ」と声をかけると本人も気がつくことがあります。
間違えてしまったことも明るく笑いに持っていくと効果的です。
声をかけても汚い服に執着して着てしまった時には、「この服臭うよ」と臭いをかぎながら言ってみてください。
敢えて大げさにいうのもポイントです。
そんなに臭うなら…と、本人も気にして新しい服に着替えようとしてくれることもあります。
また「新しい服を買ってみたからちょっと着てみて」と声をかけたり、「この服すごく高かったんだけれど似合いそうだから試してみて」というような声掛けも効果的なことがあります。
おわりに
同じ服に執着することは認知症の人ではよくある症状です。
入浴後は清潔な下着や服に着替えてもらいたいのになかなかスムーズに行かない時には、着て欲しい服しか出さない、間違った時の声かけの方法、本人に汚くなっているという意識を持たせる…ということに意識して着替えを促してください。
衛生概念が希薄になってくるのも認知症の特徴ですので、このような症状が出てきがちですが、少しでもきれいな状態でいてもらうためにも、入浴と清潔な服への着替えはワンセットとして考えて、様々な方法を試してみてください。
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