VAS(visual analogue scale)とは
VASとは、疼痛(痛み)の程度を感情測定する主観的評価方法で、臨床で最も頻繁に活用さています。
簡便であり、痛みの変化を経時的に追う際に有用と言われています。
VASは、10cmの 線上の左端 (0cm)を「痛みなし」として、右端 (10cm)を「今まで体験した中で最も強い痛み」に設定した評価尺度になります。
現在の疼痛状態をこの線上に記載してもらい、左端からの距離により疼痛強度を数値化する評価方法である。
通常は、小数点第一位まで記録します。
VASは、Mini-Mental State Examination(MMSE)が18点以上の軽度の認知機能低下患者において使用することが可能であるといわれています。
この疼痛評価方法を理学療法等の前後で使用し、治療効果の確認に活用されています。