等尺性運動を用いた抵抗運動(Hettinger)
HettingerはMullerとともに最大筋力の2/3程度の筋力が発揮される負荷量で、1日1回、6秒間の等尺性運動(isometoric exercise)で筋力増強がはかられるとし、20~30%では効果が得られないと報告されました(Hettingerら、1953、1955;Muller、1970)。
しかし、Hettingerらのこの報告はやがて批判を受けて、最大筋力を4~6秒間発揮し、1日に5~10回の頻度で行うのが最も効果的であると訂正されました。
Hettingerが1964年に示した負荷量と持続時間との関係について示していますのでご参照下さい。
等尺性運動の強さと持続時間の条件
最大負荷金筋力に対する%で示した負荷量(%) | 必要な筋収縮の持続時間(秒) |
40〜50 | 15〜20 |
60〜70 | 6〜10 |
80〜90 | 4〜6 |
100 | 2〜3 |