容量性注意障害

容量性注意とは

容量性注意とは、人間が外界からの刺激を一度に明瞭化できる意識の範囲のことをいいます。これは記憶の視点からいうと、一時的に把持して操作できる情報量に相当します。そのため、注意の容量は短期(作動)記憶の容量とほぼ同一に考えられています。

健常な場合、この容量は「7±2」チャンクであることがわかっています。

チャンクとは心理学的な単位です。人間が情報を処理する単位である「意味単位」を示しています。

つまり刺激材料が何であれ、意味をなすひとまとまりを単位としたときに、意味の単位の数がこの範囲内であれば(言葉なら5~9語、数字なら5~9桁)、人間は一時的に把持して操作(明瞭に意識)することができます。

容量性注意の障害

注意障害では、このような注意の容量が低下してしまう場合があります。容量性注意が障害されて、一時的に保持して操作できる容量が4チャンク以下に低下すれば、一度に処理可能な情報量は少なくなり、処理効率も低下します。

結果として、新しい情報の獲得の効率が悪くなったり、長い会話や文章などの理解が不十分になったり、同時に複数のことを巧みにこなせなくなったりします。

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