失語症の病巣

失語症の病巣

失語症は、特に左側の大脳半球の損傷によって生じます。

左側の大脳半球には言葉に関係する中枢(言語中枢)があると言われています。

すなわち、失語症の患者が右利きである場合は、そのほとんどは、左側の大脳半球に損傷を受けた結果、失語症が生じていることになります。

左利きの場合は、その約2/3が左半球の損傷によって失語症が生じていると言われています。

発話が非流暢で、ことばの理解は総じて良好なブローカ失語は左半球の前頭葉を中心とした領域の損傷によって起こります。

一方、発話は流暢ですが、聞いて理解することの障害が重度なウェルニッケ失語は、側頭葉を中心とした領域の損傷によって生じます。

全失語と呼ばれるような聞いて理解することの障害も重く、話すことの障害も重い失語症は、前頭葉や側頭葉を含む、比較的広い範囲の損傷で生じます。

このほか、話し方は流暢で、また聞いて理解することの障害も軽度で、喚語障害が中心の失名詞失語では、左半球の後方の領域に損傷があることが多いといわれています。

言葉の機能の障害は全体に軽度ですが復唱の障害が特徴的な伝導失語では、右利きでは左大脳半球の弓状束、あるいはウェルニッケ野付近が病巣であると言われています。

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