ブレーデンスケール

ブレーデンスケールとは

ブレーデンスケールとは、米国のブレーデン博士らが開発したスケールで、褥瘡発生の危険性を評価するために用いられます。看護師の視点から観察・評価することができます。 「知覚の認知」「湿潤」「活動性」「可動性」「栄養状態」「摩擦とずれ」の 6 項目について評価し、「摩擦とずれ」以外は 1 点(もっとも悪い)〜4 点(もっとも良い)、「摩擦とずれ」は 1 〜 3点で評価します。 合計 23 点満点で、点数が低いほど褥瘡発生リスクは高くなります。 また、看護力の大きい病院では 14 点、看護力の小さい施設では 17 点以下になると、褥瘡発生リスクが高いとされています。 急性期では 48 時間ごと、慢性期では 1 週間程度ごとを目安に判定します。

採点項目

知覚の認知

圧迫による不快感に対して適切に反応できるかをみる項目です。 “あるいは”の表現で「意識レベル」と「皮膚の知覚」という 2 つの構成要素に分かれています。双方の得点が異なる場合は低いほうの得点を採点するようにします。 「皮膚の知覚」は知覚障害の範囲を示します。2 点では身体の半分以上で不完全な知覚であり、体幹・腰部以下の障害がある場合を指します。1 点は頚椎以下の障害があることを指します。

湿潤

皮膚が湿潤にさらされる頻度をみる項目です。 発汗やドレーン排液による湿潤も含まれます。寝衣・寝具にはオムツも含まれます。膀胱留置カテーテルの挿入中の場合は、尿漏れがない限り 3 点となります。

活動性

行動範囲を示し、圧迫が取り除かれる時間をみるだけでなく、動くことにより、血流の回復を確認します。元来の活動能力の有無にかかわらず、現状の動くことができる範囲を判断するようにします。

可動性

体位変換ができる能力をみます。 ご本人の寝返りを含めた体幹または四肢の動きと、それが意思に基づくかを評価します。 看護師や介護者が体位変換を行う場合は評価しないようにします。

栄養状態

普段の食事摂取状態をカロリーとタンパクの摂取量でみる項目です。 他の項目と異なり、1週間の食事摂取状態を評価します。 “あるいは”の表現で「経口摂取」と「経管(経腸)栄養または静脈栄養」という 2 つの構成要素に分かれています。 栄養摂取経路が複数ある場合には、主となる経路の得点を採用するようにします。

摩擦とずれ

摩擦とは皮膚が寝衣・寝具に擦れること、ずれとは筋肉と骨が外力によって引き伸ばされることを指します。 両者を区別することは困難なため、1 つの項目として扱います。

ブレーデンスケールの評価表はこちら↓

http://www.ekinan-clinic.com/study/pdf/tec31-2.pdf

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