高次脳機能障害の代表的な検査法



失語症の検査法

標準失語症検査(SLTA)

  • 失語症の鑑別診断と程度を評価することができます。
  • 失語症状の詳細な把握と治療計画立案の指針を得ることを目的としています。
  • 聴く、話す、読む、書く、計算の5側面、計26の下位検査からなります。

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WAB失語症検査

  • 失語症の分類と重症度を評価する。
  • 自発話、話し言葉の理解、復唱、呼称、読み、書字、行為、構成の8側面、合計38の検査項目で構成されています。

失行の検査法

標準高次動作性検査(SPTA)

  • 失行性の動作障害の有無と程度を評価することができます。
  • 失行など高次の動作障害の検査、 顔面動作、物品を使う顔面動作、上肢(片手)習慣的動作、上肢(片手)手指構成模倣、上肢(両手)客体のない動作、上肢(片手)連続的動作、上肢・着衣動作、上肢・物品を使う動作、上肢・系列的動作、下肢・物品を使う動作、上肢・描画(自発)、上肢・描画(模倣)、積木テストが含まれます。

失認の検査法

標準高次視知覚検査(VPTA)

  • 視覚失認と視空間失認の障害の有無と程度を評価することができます。
  • 視知覚の基本機能、物体・画像の認知、相貌認知、色彩認知、シンボル認知、視空間の認知と操作、地誌的剣闘士の7項目が含まれています。

コース立方体組み合わせテスト

  • 知能の把握と視覚構成能力障害の有無を評価することができます。
  • 被験者に図版を見せて、それと同じ模様になるよう積木を使って再構成するテストです。
  • 各課題の所要時間で得点を与えて精神年齢に換算し暦年齢で割ることでIQの換算が可能です。

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BIT行動性無視検査(Behavioural inattention Test)

  • 半側空間無視が疑われる人の行動上のプロフィールを明確にすることができます。
  • 従来の検査法からなる「通常検査 (6課題)」 と日常生活場面を模した「行動検査 (9課題)」 の2つのパートからなります。
  • 通常検査には、線分抹消試験、文字抹消試験、星印抹消試験、模写試験、線分二等分試験、描画試験が含まれる。行動検査には、写真課題、電話課題メニュー課題、音読課題などが含まれています。

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記憶障害の検査法

三宅式記銘力検査

  • 記銘力障害が疑われる人に対して、新たな学習能力障害の有無と程度を評価することができます。
  • 聴覚性言語の記憶検査である有関連対語10対と、無関連対語10対を検査者が読んで聞かせた後に、片一方を読んでもう一方を想起させて答えてもらいます。

三宅式記銘力検査の詳細はこちら

注意障害の検査法

TMT(trali makllg test)

  • 視覚性注意障害の有無と程度を評価することができます。
  • 視覚的な探索およびトラッキングの課題検査です。
    1. 紙面にランダムに配置した数字が並んでいる図を示し、順に数字をつなぐ。
    2. 紙面に数字と文字がランダムに並んでいる図を示し、交互に順につなぐ。

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AMM(audio motor method)

  • 聴覚注意障害の有無と程度を評価します。
  • 聴覚的に提示された5種類の語音を、 1音/秒の速度で提示し、日標語音に対して、タッピングなどによる反応を求めます。

ベントン視覚記銘検査

  • 主に脳損傷者を対象にした視覚性注意 視覚性記憶、視覚認知、視覚構成能力の評価を目的とした検査です。
  • 単純な幾何学モデルを提示し、隠した後でモデル図形を同じサイズ、同じ場所に描かせるテストで、視覚認知や視覚記憶などを調べることができます。

Reyの複雑図形検査

  • 記銘力障害が疑われる人に対して、視覚記銘力、視覚構成力障害の有無と程度を評価することができます。
  • 図形の模写を行わせたのち、記憶を再生し模写させます。

Reyの複雑図形検査

遂行機能の検査法

ウィスコンシンカードソーティングテスト(WCST)

  • 1組の反応カードを、色・形・数の3つの分類基準に基づいて並べ替えさせるテストです。
  • その並べ替えの基準を変化させた際に、基準が変化したことを認識できるかどうか、それに気づくまでに何回くらい誤りをするかを検査します。

WCSTの詳細はこちら

BADS 遂行機能障害症候群の行動評価

  • 日常生活上の遂行機能に関する問題点を検出しようとする生態学的妥当性を意識した行動検査です。
  • カードや道具を使つた6種類の下位検査と1つの質問紙から構成されています。
  • 様々な状況での問題解決能力を総合的に評価することができます。

BADSの詳細はこちら


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