遂行機能障害で『決められない』人への対処方法



はじめに

nhilbanda / Pixabay

いくつかの選択肢がある時に、ひとつだけを選んで決めていくことが難しくなるような遂行機能障害もあります。
優柔不断とはまた違い、大切な事象とそうでない事象の判断がうまく出来なくなり、物事の優先順位がわからなくなるような状態です。

遂行機能障害により物事を決められない人の症状

物事の本質的な重要度の判断が難しくなり、偏った選択をしてしまったり、全く判断が出来なくなったりします。
例えば、A・B・Cという仕事があります。
Aは難易度が高いけれど期限は1ヶ月後、Bは3日後が期限だが簡単にやれるもの、Cは1人でやるのは難しく3週間後が期限…という内容だとします。

この場合、まずはBを終わらせて、Aをやりながら手伝ってくれる仲間が来たらCをやり、Cを期限までに終わらせてから、最後にAを期限内に終わらせる…というような判断が一般的かと思います。
しかし、物事の判断が難しく決められないような遂行機能障害の場合、A・B・Cという順番でこなそうとしたり、バラバラに手を付けて結局どれもこなせなくなったりパニックになったりしてしまいます。

物事の本質的な部分を判断できず、優先順位をつけることが難しくなっているからです。


遂行機能障害により決められない人の対応ポイント

自身での行動判断が難しい人への対応ポイントは特に2つ挙げられます。

行動すべきことを決めてしまう

本人による判断が難しいため、周囲の人がフォローしてあげることが第一です。
行動する前に、行動の順序や方法を決めておいてあげます。
自身で判断しなければいけないような状況は極力避けるようにします。
こういった環境を整えてあげることを、『環境を固める』や『枠にはめる』というようにいうこともあります。
自身で適切に判断して正しく行動する…ということは、遂行機能障害に限らず高次脳機能障害の人にとってはとても難しいことです。
少しでも負担を減らすために、行動以前に決めてしまうことは、一般社会で行動する上では対応の一手段として活用できます。

第三者による判断を仰ぐ

どうしても自身で判断しなければいけないような状況になることもあります。
そのような時には、自身で判断せず、一旦行動を止め、誰かに確認や相談をするように習慣づけると良いでしょう。
1人で判断せず、第三者に判断してもらったということが重要です。

問題が起こったり、何か大切なことを決めたり行動しなければいけない時に、頼れる誰かがいるということは、高次脳機能障害を抱える方への対応としては大切なポイントです。


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