呼吸リハビリテーションの目的

呼吸リハビリテーションの目的

呼吸リハビリテーションの目的は、慢性呼吸不全患者における呼吸困難の軽減、運動耐容能の改善、健康関連QOL(HRQOL)、ADL(日常生活活動)の改善を目的とします。すでに薬物療法により症状が軽減している患者においても、呼吸リハビリテーションにより、さらに上乗せの改善効果を得ることができると言われています。

日本呼吸管理学会、日本呼吸器学会は、共同で、「呼吸リハビリテーションに関するステートメント」を発表し、このなかで、「呼吸リハビリテーションとは、呼吸器の病気によって生じた障害をもつ患者に対して、可能な限り機能を回復、あるいは維持させて、これにより、患者自身が自立できるように継続的に支援していくための医療であるJと定義しています。これは、呼吸器疾患患者の日常生活における全人間的復権を意味しています。

呼吸リハビリテーションは、患者評価に始まり、患者、家族教育、薬物療法、酸素療法、理学療法、作業療法、運動療法、社交活動などをすべて含んだ包括的な医療プログラムによって行われます。

この包括的呼吸リハビリは、患者およびその家族に対して、多次元的医療サービスが多くの職域からなる専門家チームにより提供されます。

呼吸リハビリテーションは、チーム医療が実施されることになります。医療チームの構成は、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、呼吸療法認定士、栄養士、薬剤師、酸素機器業者、ソーシャルワーカー、言語聴覚士、介護士等で、必要に応じて患者を支援する家族やボランティアも参加します。

その中でも、チームコンセプトの統一やプログラムの方向付けにかかわる医師、スタッフ間の連携やプログラムを調整する看護師、理学療法士の役割が非常に重要となります。

両者は常に患者とかかわり、プログラムの進行状況、習得状況を把握する一方、呼吸リハビリチームのメンバーや患者にそれらの情報をフイードバックし、共有できるようにかかわることが必要となります。

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