リハビリテーション用語

障害受容の段階

障害受容とは自己の障害を適切に認識し、障害の回復を知的にも感情的にも断念し、障害に対する価値観の転換により自己を肯定的に捉え直し、能動的で建設的な新たな生き方を目指す心理状態をいいます。障害受容の段階ショック期→否認期→混乱期→解決への努力...
理学療法・作業療法用語

異常歩行の種類

中枢神経疾患による麻痺性歩行中枢神経疾患による麻痺性歩行は下記のとおりです。ぶん回し歩行下肢の伸展痙性のために振り出しが困難で、骨盤の挙上とともに外方へ分回して振り出す歩行をぶん回し歩行いいます。脳卒中片麻痺にみられ、足部の内反尖足や立脚相...
ADLの評価

手段的日常生活動作(IADL)評価尺度

手段的日常生活動作(IADL)とはIADLとは手段的日常生活動作のことです。ADLが食事、入浴、排泄などの日常的な基本動作であるのに対して、IADLは電話の使い方、買い物、食事の支援、家事、洗濯、移動・外出、服薬の管理、金銭の管理の8項目で...
運動失調の評価

指鼻指試験(鼻指鼻試験)

指鼻指試験(鼻指鼻試験)とは指鼻指試験は、小脳・脳幹の障害をきたした患者様、あるいは小脳・脳幹部の障害を疑われる場合に行われる検査です。指鼻指試験では、運動失調の有無を観察します。運動失調は様々で、随意運動を目的のところで止めることができな...
理学療法・作業療法用語

協調運動障害の用語について

運動失調感覚フィードバック系の障害による運動協調性の障害のことをいいます。運動の方向や程度を随意的にコントロールすることが困難になります。脊髄性、迷、路性、小脳性、大脳性に分けられます。協働運動不能日常生活の基本動作が一定の順序、調和がとれ...
筋緊張の評価

徒手筋力テスト(MMT)で観察される代償運動

徒手筋力テスト(MMT)で観察される代償運動テスト項目:肩甲骨挙上筋:僧帽筋上部線維代償を伴う運動(代償筋):肩甲骨の内転・下方回旋(菱形筋群)テスト項目:肩甲骨内転筋:僧帽筋中部線維代償を伴う運動(代償筋):肩甲骨の内転・下方回旋(菱形筋...
バランスの評価

バランス評価 一覧

ファンクショナル・リーチ・テスト(Functionalreachtest)被験者に安定した立位をとらせ、肩の高さに一側の上肢を前方挙上するように指示します。上肢を水平になるべく前方に移動させ、その移動距離を測定する検査です。5回測定し、後半...
反射検査

反射検査の解釈と代表的な病的反射

反射とは感覚受容器から求心性神経により伝えられた刺激が、意思とは無関係に反射中枢で切り換わり遠心性神経に伝達され効果器に反応を現象をいいます。反射検査反射検査は、深部反射、表在反射の3つに分けられます。深部反射ハンマーで腱や骨突端をたたき、...