【認知症】食事を毎回こぼしてしまう時にはどうしたら良い?

はじめに

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認知症の方は、食事の際に様々な部分まで注意を行き届かせることが難しくなります。そのため、食事の時にも周りに注意が払えずこぼしがちになります。

特に味噌汁やスープなどの汁物や、お茶などの飲み物をこぼしやすく、家族や周囲の人達は目が離せません。

片付けもその都度になるとストレスがたまる要因になりますので、出来る限り食事をこぼすことは減らしたいところですが、どのように工夫するのが良いのでしょうか。

食事をこぼしてしまう時の対処方法

とくにこぼされると後片付けが大変なのが汁物や飲み物。

一般的に日本の食卓の配膳方法は、右利きの人ならば左側にごはん、右側に汁物を置きます。

このような置き方は、左にあるごはんや奥のおかずを取ろうとした時に汁物に腕が当たってしまいこぼす原因となりやすいです。
そこで、右利きの人ならば左側に汁物、右側にごはん、奥のおかずもできるだけ右側に寄せるようにするとこぼしにくくなります。また、お皿やお茶碗、お椀などの高さにも注目です。

利き手側に高い食器を置くとこぼしやすい原因となります。右利きならば、左から順番に右に向かって高い食器→低い食器と置くようにし、少しでも引っかかることを避けるようにします。

左利きの人ならば逆に配膳するようにしてください。
また、食器の工夫も大切です。

食器の底が動きにくく工夫されているものもありますし、お茶は蓋付きのコップを利用するなどするとこぼしにくくなります。

おわりに

様々な部分に注意を向けにくい認知症の方は、これを食べようと思って手を伸ばした時に、他のものにまで意識が向かなくなり、お椀やコップを引っ掛けてしまいます。

本人へ注意を促してもその都度様々な視点に注意を払うことはなかなか難しいため、少しでもこういったミスを減らすためには、環境設定が大切になります。

配膳の工夫や食器の選び方などを参考に、周りの環境を整えてみてください。

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