高次脳機能障害

記憶障害

記憶障害による作話とその対応について

記憶障害による作話とは作話とは、実際になかった出来事を誤って追想されるような現象のことを言います。実際になかったことのため、内容にばらつきがあったり、その都度話が若干異なったり、同じことが何度も繰り返されたりします。脳に器質的な障害が起こる...
記憶障害

前向性健忘と逆行性健忘の対応とリハビリテーション

はじめに健忘とは、記憶障害のひとつです。記憶障害の中でも、ある程度限定的な記憶の障害を指します。その中でも、前向性健忘と逆行性健忘に大きく分けられます。原因となる脳損傷が起こる前と起こった後に分けられ、起こった後の記憶を失うことを前向性健忘...
高次脳機能障害

地誌的失見当(地誌的見当識障害)への対応とリハビリテーション

地誌的失見当(地誌的見当識障害)とは地誌的失見当とは、方向感覚がわからなくなり、道に迷ってしまうような症状を指します。1人で行動することが難しくなるため、社会活動をする上で大きな障害となります。よく、認知症の高齢者が自宅から何キロ離れたとこ...
高次脳機能障害

病識欠如に対するリハビリテーション

病識欠如とは病識欠如とは、その病気にかかっていることに自覚がない状態を指します。脳血管障害で起こりうる症状である高次脳機能障害のひとつですが、認知症でも起こってくる症状でもあり、非常に厄介な症状です。高次脳機能障害とは、『見えない障害』と言...
注意障害

注意障害の種類と症状に対するリハビリテーション

【高次脳機能障害による注意障害とは】脳血管障害を患うと、以前よりも様々な物事に対して注意が払えなくなったと周囲の人が感じることがあります。これは『注意障害』という高次脳機能障害のひとつです。その名の通り注意力の低下ですが、高次脳機能障害とし...
失語症

失語症の症状と接し方について【言語聴覚士監修】

失語症とは?失語症は、脳卒中や、頭の怪我の後遺症の一種で、言葉を思い出せなくなったり、うまく話せなくなってしまう障害のことをいいます。失語症はどうして起きるのか?人間の脳は、様々な役割を持つ部分に分かれています。例えば、足を動かす命令を出す...
注意障害

容量性注意障害

容量性注意とは容量性注意とは、人間が外界からの刺激を一度に明瞭化できる意識の範囲のことをいいます。これは記憶の視点からいうと、一時的に把持して操作できる情報量に相当します。そのため、注意の容量は短期(作動)記憶の容量とほぼ同一に考えられてい...
失語症

失語症の病巣

失語症の病巣失語症は、特に左側の大脳半球の損傷によって生じます。左側の大脳半球には言葉に関係する中枢(言語中枢)があると言われています。すなわち、失語症の患者が右利きである場合は、そのほとんどは、左側の大脳半球に損傷を受けた結果、失語症が生...