遂行機能障害で見通しが悪い・計画性がない場合の対応方法

はじめに

JeongGuHyeok / Pixabay

遂行機能障害とは、ある目的に対して行う一連の動作がスムーズに行えないことを指します。
特に、遂行機能障害を呈していると、その場その場で行き当たりばったりな行動が目立つようになります。

先々のことも見据えた行動というのが出来なくなり、どこかでつまづくことが増えます。
何かを行う時に必要な、目標設定や計画立案といった機能が働きにくくなると、計画性のない行動が目立つようになります。
これらも遂行機能障害の一部です。

今どういう状況か、こういった状況だからこの先どうなる…というような状況分析も出来なくなるため、何をしなければいけないか、何が必要なのかが判断できなくなるのです。
毎日習慣化していることは出来ても、新しく始める物事が全く出来ない、イレギュラーなことが起こった時に対応できない…というような症状が起こりやすくなります。

計画を立てられない遂行機能障害の対応ポイント

計画を立てられない、状況判断をして次のステップに進められないような遂行機能障害の場合の対応ポイントをチェックしましょう。

1. 計画を立てずに新しいことを始めようとしない

何か動作をする時に、いきなり動作を開始するのではなく、一歩立ち止まり状況を確認してからスタートするようにします。
はじめは周囲の人の協力が必要不可欠になるかもしれません。
とにかくいきなり始めないということを常に意識するようにさせましょう。
遂行機能障害の場合、何かをやり始めてから間違えてしまった時、それを更に修正してやり直すという一連の動作は更に難しくなります。
まずは一旦立ち止まり、動作の目標を確認したり、それに向けた行動を確認した上で動作をスタートさせることが大切です。

2. サポートできる手段で補うようにする

計画を立てることが出来ない遂行機能障害の場合、動作を遂行するための手順を記したスケジュール帳となるようなものが有効です。
各行動の手順を手にとって分かるものを身近に常に置いておき、それを確認しながら動作を行うようにしてもらいます。
例えば、なれない電車に乗る時、乗る時間ホーム、降りる駅まで何駅あり、何分後に到着…などと細かくスケジュールを書いておくことで間違えを極力減らすことが出来ます。
困ったらそれをみたら分かるという位、最初は詳細にチェックしておくと良いでしょう。
よく似た道や出口の番号など、間違えやすいポイントや注目すべき部分は「そこを曲がると○○がある」「○番出口を出ると左手に▲▲が見える」などというように、先の結果を伝えておいてあげると計画をサポートしてあげやすくなります。

3. 環境を整えて正しい行動へ導く

このような遂行機能障害の場合、ある程度慣れた動作ならば間違えにくくなることがあります。
習慣化することで間違えを減らしていけるので、毎日当たり前に行うような動作に関しては、環境を極力変えずに動作のパターンを一定にすることを目標にしましょう。
毎日のルーティーンとして行う動作は、毎日同じ場所、同じ順序、同じ道具というのを意識した環境づくりをしてください。

まとめ

遂行機能障害と一言にいっても、こうして動作の目標や計画を立てることが難しいという障害があります。
ポイントは、動作の習慣化と、新たなことを行ったりイレギュラーなことに対応する時には、いきなり動作をはじめないということの徹底にあります。
周囲の人も根気よく対応してあげてください。

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