赤ちゃんが産まれてから首がすわるまでの遊び【言語聴覚士監修】

赤ちゃんが産まれてから首がすわるまでの遊び8選

赤ちゃんが産まれてから首がすわるまでの遊びを掲載しています。 正しい時期に正しい遊びをすることで、赤ちゃんの発達を健やかに伸ばすことができます。 赤ちゃんと共に楽しく、おとうさん、おかあさんは、ぜひ活用してみてくださいね。

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抱っこですきすき

赤ちゃんがぐずったときやお母さんに余裕がある時は、ぜひ抱っこしてあげましょう。抱き上げられた体の向きや位置が変わることが将来自分で体の姿勢を保つことへの準備につながります。また、聞き慣れた声を聞くことで気持ちも安定します。

見つめて美味しいね

授乳タイムには赤ちゃんを抱っこして、目を合わせて「おっぱいおいしね」「ミルク飲もうね」など声をかけるようにしましょう。 肌が触れ合うことで赤ちゃんの安心感を育てます。 また、丁度、焦点が合う距離で見つめ合うことで信頼関係の基礎が作られます。 ちなみに赤ちゃんとの目線の距離は20cm から30cm が良いと言われています。

ねんねんころりよ

抱っこしてそっとゆすったり添い寝をしてお腹をトントン叩きながら子守歌を歌います。 ゆらゆらとんとんの刺激と、歌のリズムを同時に感じることでメロディの聞き分けができるようになります。 ゆったりした腕の刺激で心が安定するでしょう。

おしりさっぱり

おむつを替えるときにいろいろ声をかけながら手足を曲げたり伸ばしたりします。 手足の動きの感覚が脳に送り込まれ将来自分の体の動きを把握することにつながります。 また手足を優しく起こしてもらうことで心地よさを感じることができます。

ここですよ

首が自由に動かせる環境でガラガラおめがら20から30cm の所で降りゆっくり右や左に動かします。 頭がしずみこんでしまう枕は、自由な首の動きを邪魔することがあるので、使わない様にしましょう。 丁度焦点が合う距離のガラガラを追視し首を左右に動かすことが首のすわりを促します。

うつ伏せでよいしょ

床に毛布1から2枚押板くらいの硬さのところにうつ伏せてみましょう。 赤ちゃんは自分で首を左右に動かすことで首の後ろの筋肉が動き始め、首を持ち上げたり首すわりへと繋がります。 ただし注意が必要です。赤ちゃんから目を離さず、長時間そのままにしないようにしましょう。

おはなしなあに

機嫌が良い時に赤ちゃんが「アー、クー」などの声を出す様になったら、「アー、クー」と真似をして返します。帰ってきた声を聞いて自分がどんな声を出しているのかが分かります。声に反応があることを知りコミュニケーションをとる楽しさを知ることができます。

触ってりんりん

ベッドサイドなど赤ちゃんの手の届くところに触ると音が出る鈴のつるします。 触ると音が出るという因果関係はまだ分かりませんが音が聞こえる時と聞こえない時があることに気がつきます。 自分の手足がバタバタ動いた拍子に音がでますが、これが自分の腕や手の動きに気づくことへと繋がります。 また音が鳴ると「あら良い音だね」などと周りの人が声をかけてくれると気づきコミュニケーションの育ちにつながります。

ゆっくり育つ赤ちゃんのサポート遊び

赤ちゃんは、一人一人自分のペースで成長していきます。 大切なのは何ヶ月で何が出来るではなく、赤ちゃんが次の段階進む準備をしているかどうかです。 周りへの好奇心が弱いとか、好奇心はあっても、体の機能が追いつかずに進めないでいる赤ちゃんにはちょっとお手伝いして、チャレンジしていくきっかけを作ってあげると良い場合があります。 小さく生まれた赤ちゃんや脳に何らかの障害があって麻痺が残っているなど、首のすわりが遅めの赤ちゃんには、頭をゴロゴロ動かす遊び、(「ここですよ」「うつ伏せでよいしょ」で、首のすわりをサポートしていくと良いと思われます。

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