理学療法の4つの柱
理学療法の4つの柱は下記の通りです。
評価
障害を対象とするため、身体的のみならず、心理的・社会的・職業的な面での患者の問題を考慮、すなわち社会における患者個人の背景を考慮に入れなければなりません。
運動療法
運動そのものをエネルギーとして利用する、自動的な治療法が多いです。 筋骨格系・神経系・内臓諸器官の不調・不全・破綻などに起因する運動能力の障害に対し、医学ならびに運動治療学などの基礎理論を背景にした運動をその治療に応用するものを言います。
物理療法
機械的外部エネルギーを利用する、動きのない他動的な治療法のみを言います。 熱・電気・光・音波・力(牽引、徒手マッサージなどを含む)などの物理的エネルギーの物理的作用(熱の伝導・対流・輻射、熱エネルギーヘの変換、熱の吸収、接触、圧迫、伸張、振動など)を駆使して、生体の解剖学的、生理学的、科学的調節作用などを賦活し、生体の恒常性維持作用を促進することにより、各種の症状を治療する方法です。
日常生活活動(行為)
単なる動作でなく、計画・認知・修正を含む総合的な行為であり、それを通じてQOLの向上を図ることを目的とします。