吃音検査法 第2版 解説・検査図版

吃音検査法 第2版 解説・検査図版

 

吃音の多くは、幼児期に始まり、素因、発達、学習、環境などの要因が相互に関与すると言われています。

その中でも、発話の流れにおけるつかえ(発話の非流暢性)と、つかえに対する話し手の反応は核となる問題です。

吃音検査法は、発話のつかえと、それに対する話し手の反応の枠組みを、観察可能な範囲で「吃音症状および非流暢性の分類」として提示されています。そして、吃音の指導開始時に、共通の枠組みをもって評価を行ない、指導方針をたて、情報を共有するために必要な検査場面と課題を提示してくれています。

また、吃音検査法や、改訂作業の段階で採取した吃音児者および、非吃音児者の発話サンプルから、非流暢性の頻度と種類を資料として付属されています。

吃音検査法 第2版の特徴

  • 幼児版、学童版(低学年用、高学年用)、中学生以上版の年代別に検査ができます。
  • 場面や段階に分かれている検査内容は、指導方針立案の参考となります。
  • カラフルで親しみやすく、子どもが興味をもつイラストを使用しています。
  • 記録用紙・記録のまとめのフォーマット、そして対象者の情報をまとめるための総合評価が、発行元のサイトからダウンロードできます。(ダウンロードはこちら※ユーザー名とパスワードが必要です)
  • スピーチサンプル(CD-ROM)が付属されており、活用することで、実際の吃音症状および非流暢性の分類が理解することができます。
  • 吃音検査法から、簡便で使いやすい検査へと改良されています。

吃音検査法 第2版の目次

目次
第2版の刊行に際して
初版まえがき
図表一覧

I 吃音検査法
1 吃音検査法の開発経過
(1) 〈試案1〉の作成
(2) 改訂版の作成
(3) 吃音検査法 第2版の作成
2 吃音検査法の概要
(1) 検査の枠組み
(2) 分析

II 検査項目一覧
幼児版
学童版
中学生以上版

III 手引き
1 実施
2 適応年齢
3 実施手順
(1) 幼児版
(2) 学童版
(3) 中学生以上版
4 記録

IV 資料
1 吃音検査法の非吃音児者への実施と非流暢性の分析結果
(1) 目的
(2) 方法
(3) 結果
2 〈試案1〉の吃音児者、非吃音児者への実施と非流暢性の分析結果
(1) 目的
(2) 方法
(3) 結果
3 吃音検査法〈試案1〉から、吃音検査法へ改訂までの過程
(1) 〈試案1〉の吃音症状分類
(2) 吃音症状分類の改訂
(3) 〈 試案1〉と吃音検査法の吃音中核症状頻度ならびに総非流暢性頻度の比較検討

V 付録
吃音検査法総合評価用紙
総合評価用紙補足説明
吃音検査法 症状サンプル(DVD) ・スピーチサンプル(CD-ROM)の記載例

参考文献

VI 記録用紙と記録まとめ
幼児版 記録まとめ
記録用紙
学童版 低学年用 記録まとめ
低学年用 記録用紙
高学年用 記録まとめ
高学年用 記録用紙
中学生以上版 記録まとめ
記録用紙

Ⅶ 記録ときろくまとめ記載例
幼児版
学童版
中学生以上版

吃音検査法 症状サンプル(DVD)・スピーチサンプル(CD-ROM)についてのお願い
著者紹介

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