トロミの段階(日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2013)

段位1:薄いとろみ(Mildly thick)

性状の説明(飲んだとき)

  • 「drink」するという表現が適切なとろみの程度
  • 口に入れると口腔内に広がる液体の種類・味や温度によっては、とろみがついていることがあまり気にならない場合もある
  • 飲み込む際に大きな力を要しない
  • ストローで容易に吸うことができる

性状の説明(見たとき)

  • スプーンを傾けるとすっと流れ落ちる
  • フォークの歯の間から素早く流れ落ちる
  • カップを傾け、流れ出た後には、うっすらと跡が残る程度の付着

粘度(mPa・s)

50-150

LST値(mm)

36-43

段階2:中間のとろみ(Moderately thick)

性状の説明(飲んだとき)

  • 明らかにとろみがあることを 感じ、かつ「drink」するとい う表現が適切なとろみの程度
  • 口腔内での動態はゆっくりで すぐには広がらない
  • 舌の上でまとめやすい
  • ストローで吸うのは抵抗があ る

性状の説明(見たとき)

  • スプーンを傾けるととろとろ と流れる
  • フォークの歯の間からゆっく りと流れ落ちる
  • カップを傾け、流れ出た後に は、全体にコーティングした ように付着

粘度(mPa・s)

150-300

LST値(mm)

32-36

段階3:濃いとろみ(Extremely thick)

性状の説明(飲んだとき)

  • 明らかにとろみがついてい て、まとまりがよい
  • 送り込むのに力が必要
  • スプーンで「eat」するとい う表現が適切なとろみの程度
  • ストローで吸うことは困難

性状の説明(見たとき)

  • スプーンを傾けても、形状が ある程度保たれ、流れにくい
  • フォークの歯の間から流れ出 ない
  • カップを傾けても流れ出ない (ゆっくりと塊となって落ち る)

粘度(mPa・s)

300-500

LST値(mm)

30-32

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