「仕事中、会議中に、あれ?今何の話してたっけ?」「映画見てても、途中でスマホが気になっちゃう…」なんてこと、ありませんか?
もしかしたら、それは「持続性注意」が低下しているサインかもしれません。
持続性注意って何?
持続性注意とは、一定の時間、注意を集中して維持する能力のこと。つまり、「集中力を持続させる力」と言い換えることもできます。
例えば、
- 仕事や勉強で、長時間集中して作業する
- 運転中に、常に周囲の状況に注意を払う
- 映画やドラマを、最後まで集中して鑑賞する
これらの行動は、持続性注意が正常に働いているからこそできることなんです。
持続性注意が低下すると、どうなるの?
持続性注意が低下すると、こんなことが起こりやすくなります。
- 集中力が続かず、すぐに気が散ってしまう
- 作業や勉強を、長時間続けることができない
- 会議や授業などで、話の内容を理解するのが難しい
- 運転中に、注意散漫になりやすい
- 映画やドラマの内容を、途中で忘れてしまう
「あれ?さっきまで集中できてたのに…」「なんか最近、ミスが多いな…」と感じたら、持続性注意が低下しているかもしれません。
持続性注意、低下の原因は?
持続性注意の低下には、さまざまな原因が考えられます。
- 脳の損傷(外傷性脳損傷、脳卒中など)
- 発達障害(注意欠如・多動性障害(ADHD)など)
- 精神疾患(うつ病、統合失調症など)
- 加齢
- 疲労やストレス
- 睡眠不足
- 薬の副作用
思い当たる節はありましたか?
持続性注意を改善するには?
でも、大丈夫!持続性注意は、ちょっとした工夫で改善できるんです。
- 集中しやすい環境を整える(静かな場所で作業する、不要なものを片付けるなど)
- 時間を区切って作業する(ポモドーロテクニックなどもおすすめ)
- 適度な休憩を取る
- 十分な睡眠を取る
- 運動習慣を身につける
- 瞑想やマインドフルネスを実践する
- 専門家によるリハビリテーション
まずは、できることから始めてみましょう。
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おわりに
持続性注意は、私たちの生活の質を大きく左右する、とても大切な能力です。
もし、持続性注意の低下が気になる場合は、一人で悩まずに、専門家(医師、作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士など)に相談してみてくださいね。
今回の記事が、あなたの「集中力アップ」のお役に立てたら嬉しいです!
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