リバーミード行動記憶検査(RBMT)



リバーミード行動記憶検査(RBMT)とは

リバーミード行動記憶検査(RBMT)は、1985年にイギリスで開発された記憶障害を調べる検査です。記憶障害患者が日常生活で遭遇する状況を可能な限り再現することで、実生活にどれくらいの影響があるのかを知ることができます。記憶障害を呈する可能性の高い認知症やくも膜下出血をはじめ、脳血管障害、脳外傷の患者がこの検査の対象となります。

リバーミード行動記憶検査(RBMT)の構成

RBMT は大きく分けて 9 つの項目から構成されます。所要時間は約 30 分で、専用の検査キットを使います。

満点ならば 1 点、それ以外は0 点という基準で換算される「スクリーニング点」と、それぞれの項目の基準に従って 0 〜 2 点の 3段階に換算される「標準プロフィール点」で成績が表されます。

日本版 RBMT の年齢別得点のカットオフ値が示されていますが、各項目の得点を分析し記憶のどの側面が障害を受けているかを見極め、日常生活への影響を予測することが重要です。

日本版 RBMTの年齢群別カットオフ得点

スクリーニング点合計(12 点満点)

  • 39 歳以下:7/8
  • 40 〜 59 歳:7/8
  • 60 歳以上:5/6

標準プロフィール点合計(24 点満点)

  • 39 歳以下:19/20
  • 40 〜 59 歳:16/17
  • 60 歳以上:15/16

結果の解釈

標準プロフィール点が 7点以下では病棟内で迷子や徘徊の可能性があり、9 点未満では多くの行動に指示や監視を要し、15点以上で通院自立、17 点以上で計画的買い物が可能という報告があります。


RBMTは日常生活の自立度を反映するため、とくに復職や復学を目指す患者に対して実施されることが多く、RBMTを実施することで記憶障害の程度を把握し、社会復帰に向けたリハビリテーション・プログラムの立案や患者・家族への助言に役立てることができます。


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